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ルタテラ治療はじめました

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ルタテラ治療とは?
ルタテラ治療とは神経内分泌腫瘍に対して行う核医学治療のことです。
神経内分泌腫瘍は10万人あたり年間3人~5人程度の発症とまれな疾患で、膵臓や消化管に発生しやすい腫瘍です。
神経内分泌腫瘍は10万人あたり年間3人~5人程度の発症とまれな疾患で、膵臓や消化管に発生しやすい腫瘍です。
ルタテラ(一般名:ルテチウムオキソドトレオチド)とは、RI(放射性同位元素)を組み込んだ注射薬のことで、神経内分泌腫瘍の表面にあるソマトスタチン受容体を介してお薬を細胞内に取り込み、お薬から出る放射線で腫瘍細胞の内側から直接腫瘍にダメージを与える治療です。
投与後は体内から放射線が出ている状態になります。周りに影響を与えないためにも一定期間、生活の制限が必要となります。
放射線の量は時間とともに減少します。48時間以内に約74%は尿で排泄されます。
周囲への影響は、距離が遠いほど、接触時間が短いほど少なくなりますので、意識的にご配慮願います。
治療は8週間間隔で最大4回の投与となります。1回目の日程が決まりましたら4回目まで投与日の変更は原則不可能になります。(副作用等で変更になる場合はあります)
治療時は、体内から放出される放射線の量が法律で定められた値以下に低下するまで、管理された病室に入院する必要があります。
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治療スケジュール

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スタッフの紹介
- 消化器内科医と病棟看護師・外来看護師
- 放射線科スタッフ
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ルタテラから出る放射線について
治療に使用する特別措置病室(個室)
この薬からは2種類の放射線が出ています。
β(ベータ)線:飛ぶ距離が短く、腫瘍細胞に障害を与えます。
γ(ガンマ)線:飛ぶ距離が長く、対外に飛び出してしまいます。このため、周りの人に対する注意が必要です。
β(ベータ)線:飛ぶ距離が短く、腫瘍細胞に障害を与えます。
γ(ガンマ)線:飛ぶ距離が長く、対外に飛び出してしまいます。このため、周りの人に対する注意が必要です。
※体内から放射線を出すという治療の特徴から身の回りのことがご自分でできる方を対象としています。周囲への被ばくを軽減させるため、食事や排せつ、血圧のチェックなど、ご自分で行っていただくことが多くなることもご了承ください。