心臓血管外科診療科・部門案内一覧へ戻る
当科では、虚血性心疾患に対する冠動脈バイパス術をはじめ、弁膜症に対する弁形成や弁置換術等の心臓手術はもちろん、大動脈瘤や大動脈解離等の大血管疾患に対する手術から、末梢血管疾患に対する血管内治療や下肢末梢部へのバイパス術など、幅広い疾患に対応しております。また、救命救急センターを有する急性期病院として、心血管疾患の緊急手術もスムーズに行うことが可能です。各種の循環器疾患に対して、低侵襲で質の高い外科治療を目指して診療にあたっております。
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検査・治療法の特徴
心臓血管外科専門医修練基幹施設であり、最高水準の心臓血管外科治療をめざし、心臓血管外科全般の手術を行っています。本院は救命救急センターを併設しており循環器内科と連携し重症緊急患者に対しても迅速に手術を行っています。
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検査・手術実績
平成27年度の総手術件数は141件。冠動脈バイパス術、弁膜症手術は逓減したが、大動脈解離を含む大動脈手術はやや増加していた。
冠動脈バイパス術は、全例心拍動下手術で行い、平均バイパス本数は3.9本であった。弁膜症に関しては、単独の大動脈弁置換術の内感染性心内膜炎を除いた2例で胸骨部分切開によるMICS手術を行った。
大動脈疾患は、全体としてほぼ昨年と同様であったが、腹部大動脈瘤はやや増加傾向であった。腹部大動脈瘤手術は、全例が開腹による人工血管置換術を施行したが、低侵襲を目指して、皮切長は10㎝程度とした。
末梢血管疾患に対する血管に治療やバイパス術は、昨年とほぼ同数で、血管内治療とバイパス術の割合もほぼ同様であった。足関節付近への末梢バイパス術症例は13例で、血管内治療を除いた件数のおよそ1/3を占めていた。
冠動脈バイパス術は、全例心拍動下手術で行い、平均バイパス本数は3.9本であった。弁膜症に関しては、単独の大動脈弁置換術の内感染性心内膜炎を除いた2例で胸骨部分切開によるMICS手術を行った。
大動脈疾患は、全体としてほぼ昨年と同様であったが、腹部大動脈瘤はやや増加傾向であった。腹部大動脈瘤手術は、全例が開腹による人工血管置換術を施行したが、低侵襲を目指して、皮切長は10㎝程度とした。
末梢血管疾患に対する血管に治療やバイパス術は、昨年とほぼ同数で、血管内治療とバイパス術の割合もほぼ同様であった。足関節付近への末梢バイパス術症例は13例で、血管内治療を除いた件数のおよそ1/3を占めていた。
H27 | H28 | ||
虚血性心 疾患 | CABG | 20 | 15 |
心筋梗塞 合併症 | 0 | 0 | |
弁膜症 | 17 | 13 | |
先天性心 疾患 | 心房中隔欠損症 | 0 | 1 |
心臓腫瘍 | 粘液種 | 1 | 0 |
大動脈 疾患 | 大動脈解離 | 8 | 9 |
胸部 大動脈瘤 | 3 | 3 | |
胸腹部 大動脈瘤 | 0 | 1 | |
腹部 大動脈瘤 | 10 | 15 | |
末梢 動脈疾患 | 末梢動脈瘤 | 0 | 5 |
閉塞性 動脈硬化症 | 57 | 58 | |
急性 動脈閉塞症 | 13 | 10 | |
血管外傷 | 0 | 0 | |
末梢 動脈疾患 | 下肢静脈瘤 | 8 | 7 |
その他の手術 | 10 | 8 |
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医師紹介

副院長・第一心臓血管外科部長・医療社会事業部長・医療安全推進室長
田埜 和利たの かずとし
徳島大学 昭和63年卒業
専門分野心臓血管外科全般
指導医・専門医・認定医
日本心臓血管外科専門医、日本外科学会認定医・専門医、日本胸部外科学会認定医、心臓血管外科専門医認定機構修練指導者、指導医養成講習修了、臨床倫理認定士

第二心臓血管外科部長
市川 洋一いちかわ よういち
徳島大学 平成9年卒業
専門分野心臓血管外科一般
指導医・専門医・認定医
日本外科学会専門医・認定医、日本心臓血管外科専門医