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【New】国内初、セキュアクラウドを用いた高精細映像伝送の実証実験を開始
~複数病院間での高精細内視鏡映像の同時閲覧とアノテーションの活用により遠隔医療の高度化をめざす~
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<本実証実験のイメージ>
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本実証に参加した3医療機関と2社は、今後、オリンパスが提供する消化器内視鏡を中心とした高精細医用映像機器と、ドコモが提供する「ドコモオープンイノベーションクラウド」を活用し、セキュアな環境での医用映像の共有・アノテーションによる的確な医療現場間のコミュニケーションの浸透と、映像蓄積による充実した医療環境提供の実現、さらに消化器内視鏡診断・治療における遠隔医療への発展に向けた検討を進め、次世代の医療向けソリューションの創出や、新規ビジネスモデルの可能性を探ってまいります。
なお、2022年1月17日(月)からオンライン上で開催する「docomo Open House’22」で、本取り組みを紹介します。
■「docomo Open House’22」イベントサイト
https://openhouse.docomo.ne.jp/
※1 本実証では、セキュアな通信が可能な閉域クラウドサービス「ドコモオープンイノベーションクラウド」を使用します。
「ドコモオープンイノベーションクラウド」は、5G時代に求められる低遅延、高セキュリティなどMEC(Multi‐access Edge Computing)の特長を持つクラウドサービスです(各種条件により遅延時間は変動するため、ネットワークの伝送遅延が必ず一定以下になるといった保証をするものではありません)。
※2 映像に線や図形を描画すること。
※3 2022年1月16日現在、ドコモ調べ。
*「ドコモオープンイノベーションクラウド」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先 | |||
国立大学法人神戸大学 総務部広報課 TEL:078-803-5453 FAX:078-803-5088 | 国立大学法人香川大学医学部 総務課 広報法規・国際係 TEL:087-891-2008 (8:30-17:15) | 日本赤十字社高知赤十字病院 医療事業広報課 TEL:088-822-1201 | |
オリンパス株式会社 パブリックリレーションズ 報道担当 塚本 TEL:080-8853-9124 FAX:03-6901-4344 | 株式会社NTTドコモ 5G・IoTビジネス部 ビジネスデザイン第二担当 メディカルビジネス推進チーム TEL:03-5156-3359 |
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先 | |||
国立大学法人 神戸大学 総務部広報課 TEL:078-803-5453 FAX:078-803-5088 | 国立大学法人 香川大学医学部 総務課 広報法規・国際係 TEL:087-891-2008 (8:30-17:15) | 日本赤十字社 高知赤十字病院 医療事業広報課 TEL:088-822-1201 | |
オリンパス株式会社 パブリックリレーションズ 報道担当 塚本 TEL:080-8853-9124 FAX:03-6901-4344 | 株式会社NTTドコモ 5G・IoTビジネス部 ビジネスデザイン第二担当 メディカルビジネス推進チーム TEL:03-5156-3359 |
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実証実験の概要
1.実施内容
<検証項目>
① モバイル通信ネットワークと「ドコモオープンイノベーションクラウド」を経由したフルハイビジョン内視鏡映像のリアルタイム送受信の実現
② ①で受信した映像の劣化、また映像遅延度合いの検証
③ ①の環境下における複数の人による同時アノテーションの検証
④ ③で受信した映像の劣化、また映像遅延度合いの検証
⑤ 手技中の病院間におけるコミュニケーション状況の前回実証時からの改善状況確認
<想定される今後の活用方法>
・遠隔地からリアルタイムで疾病状況を確認・アノテーションを活用した診療支援
・疾病状況などを複数施設間でリアルタイムに共有することによるカンファレンスの高度化
・アノテーションを活用した的確な映像共有による医療教育の高度化
2.使用機器・サービス
・高精細映像伝送システム「LiveU」
・「LiveU」の受信機機能を実装した「ドコモオープンイノベーションクラウド」
・アノテーションソフトウエア
・俯瞰映像撮影用4Kハンディタイプカメラ
・ドコモの通信回線(4G(LTE)回線)、およびタブレット(iPad)
・術中コミュニケーション用TV会議システム
3.実験実施日
4.実施医療機関(場所)
香川大学医学部附属病院 消化器内科
高知赤十字病院 消化器内科
5.役割
医療機関・企業名 |
役割 |
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神戸大学医学部付属病院 国際がん医療・研究センター |
・実験内容検討、調整(主) ・手技実施(映像送信、映像受信) ・遠隔診察内容主体的支援/アドバイス対応 ・アノテーション対応(主) ・被験対象調整 |
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香川大学医学部付属病院 |
・実験内容検討、調整(副) ・手技映像受信/確認、遠隔診察(副) ・アノテーション対応(副) |
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高知赤十字病院 |
・実験内容検討、調整(副) ・手技映像受信/確認、遠隔診察(副) ・アノテーション対応(副) |
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オリンパス |
・実験方法調整 ・消化器内視鏡システム「EVIS X1」の提供 ・アノテーションソフトウエア開発 ・機器およびシステムの事前適用総合検証 |
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ドコモ |
・高精細映像伝送システム「LiveU」の提供 ・「ドコモオープンイノベーションクラウド」の提供 ・タブレット端末の提供 ・通信回線(LTE)の提供 |
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4K 対応モバイル映像伝送ソリューション 「LiveU 」の概要
消化器内視鏡システム「EVIS X1 」の概要
「EVIS X1」は、オリンパス独自の技術の搭載に加え、従来機である「EVIS LUCERA ELITE」と 「EVIS EXERA Ⅲ」の、それぞれ異なるスコープラインアップとの互換性も確保しています。これにより幅広いラインアップのスコープをお使いいただけ、内視鏡による診断・治療の可能性拡大に貢献します。
- 内視鏡システム「EVIS X1」
(システムセット例)
- EVIS X1 ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-1500
- 上部消化管汎用ビデオスコープ OLYMPUS GIF-EZ1500
- 上部消化管汎用ビデオスコープ OLYMPUS GIF-XZ1200
- 大腸管汎用ビデオスコープ OLYMPUS CF-XZ1200シリーズ
※ 本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。
本実証は、2021年5月24日(月)に発表した「4K映像伝送機材を用いた消化器内視鏡映像のリアルタイム伝送実証に成功」(以下、前回の実証)の内容を継続的に検討するものです。前回の実証内容であった内視鏡映像に加え、今回は、手技を行う医師の手元の様子を合成した映像を、「ドコモオープンイノベーションクラウド」を経由して複数の人が同時に閲覧できるようにするほか、内視鏡映像へのアノテーションをリアルタイムに実施します。
セキュアなクラウドコンピューティング環境で高精細映像伝送対応の受信機(「LiveU」)の機能を実装することは国内初の試み※3となります。本実証が成功すれば、セキュアな接続を維持したままアノテーションされたフルハイビジョン映像を場所や環境を選ばず複数の人で確認することができるようになり、多くの医療機関からのニーズに対応することが期待できます。今までセキュアな通信環境の構築には専用線の活用が一般的で、受信機の設置に費用や時間がかかりましたが、「ドコモオープンイノベーションクラウド」を用いてクラウド上に受信機機能を実装することで、モバイル通信環境においても受信機を設置することなくセキュリティを確保できるようになります。これにより、これまで高価な専用線を準備することが難しかった医療機関においても通信の機密性を担保することが実現されます。