泌尿器科

 泌尿器科全般にわたり診療を行っていますが、特に尿路性器悪性腫瘍に対しては手術療法を中心に集学的治療を行っています。手術では腹腔鏡下手術(腎摘除術、腎部分切除術、膀胱摘除術など)を積極的に施行しており、2014年3月から、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術を施行しています。また、前立腺肥大症にはレーザー切除手術を行っています。また、末期腎不全に対して、血液透析を行っています。

検査・治療法の特徴

 前立腺癌は本邦で、近年、急増し、2020年には肺癌に次ぎ、罹患数第2位になると予想されています。前立腺癌は早期に症状が出にくく、以前は発見が遅れがちでしたが、血液検査のみのPSA(前立腺特異抗原)検査が導入され、早期発見が多くなりました。早期であれば前立腺癌は根治可能で、根治を目的とした治療として、手術療法、放射線療法があり、年齢、合併症、患者さんの意向なども考慮して選択します。

★手術支援ロボットダヴィンチSiTM
 当院では、手術支援ロボットdaVinci SiTMを導入しています。高知県では高知大学医学部附属病院(daVinci S)に続いて2番目ですが、SiTMは高知で初となります。SiTMはSと比較し、より高解像となり、操作性もかなり向上しています。
 このダヴィンチを用いたロボット支援前立腺全摘除術は、従来の解放手術、腹腔鏡手術と比べて低侵襲:出血が少なく、手術時間の短縮が期待され、制癌性:手術でがんを取り切れる可能性が高いといわれており、術後の回復が早く、症例によっては前立腺周囲に走行している神経や血管を温存することが可能になるため、男性機能(勃起機能)の温存が図りやすくなることが期待できます。
 平成25年12月の導入より、泌尿器科医師2名を筆頭に多職種による「ダヴィンチチーム」を結成し、種々のトレーニングを経て、平成26年3月より手術稼動となっています。
 手術稼動から現在(H27.5)までで、24症例で実施し、良好な治療実績を得ております。

【検査・手術実績】
 透析部門は約40名の外来維持血液透析を行っており、平成26年は透析導入33例、他院での透析患者において、当院での治療(手術など)を要する患者の受け入れは165例であった。
 平成26年の入院患者数は460名と、過去10年に比較し最多であった。主な疾患としては前立腺癌79例、膀胱癌66例、腎癌21例、腎盂・尿管癌10例、慢性腎臓病・バスキュラーアクセルトラブル68例などであった。
 手術件数は343件(前立腺生検含む)であった。手術件数の多いものでは、バスキュラーアクセス関連手術67件、TURBT 54 件であった。2014年3月からロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RARP)を導入し、15例に施行した。
 その他の腹腔鏡下手術として、腎癌に対する腹腔鏡下根治的腎摘除術(8件)、腹腔鏡下腎部分切除術(4件)・腹腔鏡補助下腎尿管全摘除術(5件)、腹腔鏡下膀胱全摘除(2件)を行なった。
 

主な検査・設備


医師紹介

田村 雅人

第一泌尿器科部長

田村 雅人たむら まさと

徳島大学 昭和61年卒業

男性性機能、泌尿器科体腔鏡手術、尿路悪性腫瘍

日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本透析医学会専門医・指導医、日本性機能学会専門医、日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器科腹腔鏡)、泌尿器科腹腔鏡技術認定医、指導医養成講習修了

専門分野を中心に、地域医連携も強化していきたいと思います。

奈路田 拓史

第一泌尿器科副部長

奈路田 拓史なろだ たくし

徳島大学 平成3年卒業

泌尿器科全般

日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本透析医学会専門医、日本性機能学会専門医、がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了、指導医養成講習修了

がんばります。

医師

赤澤 早紀あかざわ さき

徳島大学 平成25年卒業

泌尿器科一般

高知は初めてで、いろいろ至らないことがあると思いますが頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

医師

宇都宮 聖也うつのみや せいや

徳島大学 平成26年卒業

泌尿器科

日本泌尿器科学会

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